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講演「伝道は爆発だ！」 埼玉地区連合青年会 2005年７月10日 南浦和教会 佐々木 稔牧師 〜はじめに〜 埼連青に出席するのは数年ぶり 以前顧問教師として、８年ほど毎回出席 「伝道は爆発だ！」…大変興味深いタイトル 色々にイメージできる ・伝道が爆発していないのでこれから爆発するようにというイメージ、 ・教会とクリスチャンは、伝道しているので、伝道は爆発しているが、しかし小さな 爆発なので、大きな爆発になるようにというイメージ、 ・一生懸命伝道している教会とクリスチャンは、中爆発しているが、さらに、大爆発 するように、 ・一生懸命伝道していても、成果が出ていなければ爆発しているとは言えないので、 成果をあげるかたちで爆発するようにというイメージ 今の時代の日本で、教会とクリスチャンは一生懸命伝道して、救われる人が実際に起 こされ、教会形成が進んでいくことを願ってお話する。 １．伝道とは何？ キリストによる救いを伝えること まだ信じていない人にキリスト教信仰を伝えること もっと具体的に、人が教会の礼拝に来るようにすること、 そしてキリストを信じて救われるようにしてあげること なぜ、教会とクリスチャンは伝道するのか？ ・教会の頭なるキリスト（神、神の言葉）が命じているから マタイ２８：１６〜２０ 使徒言行録１：８ 第二テモテ４：２ ・ 人々が救われてほしいと本心から願っているから…人への一番深い愛 罪人である人間が、罪許され、永遠の生命の道に、侮いのない人生を歩み、人生が 終わったら天国へ行くことを本心から願うから 素晴らしい信仰を持って､人生を歩んでほしい…信仰の素晴らしさがわかればわか るほど､他の人にも同じ素晴らしい信仰を持って生きてほしいと願って伝道したく なる、黙っておれない。わたしは伝えずにはおれない。 この世のことわざ…仕事は大勢で、おいしいものは少人数で キリスト教信仰…おいしいものは、少人数でなく、みんなで ョハネ３；１６ 第一テモテ２：４ 伝道の理論や理屈を知りたい、学びたい⇒ 改革派には良い本がいくつもある R.B.カイパー「神中心の伝道」・・・南浦和教会の祈祷会で学習 吉岡 繁「実践的伝道論研究」・・・南浦和教会の男子会で学習 ☆一番良いもの・‥改革派の共通理解 50周年宣言「伝道の宣言」 前半：伝道の理論 聖書の根拠付け 後半：日本伝道の方針 わたし自身の伝道の根本方針‥・この50周年宣言を南浦和教会の場で実現して 行くこと ※２点だけ読む 12「伝道者としての全信徒」・‥万人伝道者 （宗教改革時、プロテスタントは万人祭司を主張） 14「伝道の方法と手段の再検討」・‥色々な方法を試す ２．わたしと伝道 わたしは、クリスチヤンになってから実際にどのように伝道してきたか。 ＜わたしについて＞ ・・・キリスト教との関係のない家庭に生まれ育つ 幼稚園・・・カトリック幼稚園に２年間 小学上級生の時・・・キリスト教の天幕伝道に出席 聖書の小冊子 １９歳‥･大学に入学して自分から求めた｡聖書研究会に入った。 理由：人生を生涯にわたって支えてくれるもの 英語を学びたかった ２ケ月後に救いを確信した。救いの喜びを伝える牧師･伝道者になるかもしれな いと思った。 わたしが通っていた教会・‥単立の教会 当時会員５０人ぐらい 現在２００人ぐらい 大きくなった理由 １、場所が良い・・・駅から近い ２、広い土地がある ３、単立教会で絶えず伝道を強調 その教会に３年半在籍・・・わたしは伝道を一生懸命した。 伝道集会時‥・チラシ配布、看板作り、看板出し 寮に住んでいた友人をよく誘った 教会のバイブルクラスにも誘った 神学生が昭島市の開拓伝道を開始しようとしていた。わたしは、真夏２日間、昭 島市のビラ配布をした。 子ども伝道をした・・・日曜日の午後、ある場所に行って子ども達を集めて聖書 の紙芝居をする 大学４年生の９月に改革派花小金井教会へ転会 理由 １．それまでの教会では、聖書自身のお話がほとんどない ２．文化や学問の基礎付けがない。二元論の信仰 ３．その教会と結びついている神学校には行きたくなかった。 改革派花小金井教会 盛永進先生の説教を一回聞いて確信できた。 ９月から翌年３月までの伝道活動・・・日曜日の午後、近隣へのビラ配り 翌年４月から神戸改革派神学校に入学 わたしが行った教会・・・神港教会：改革派で一番大きい教会 100人程 宝塚伝道所：宝塚駅前 20人程 灘教会：古い教会 50人程 →どのように伝道していたか 神港教会・・・伝道集会の時にチラシ配布 宝塚伝道所・・・小さな伝道所 定住牧師がいない 神学生一家が住み込んで留守番 毎週日曜日の午後、その神学生とわたしで、来週の礼拝案内 の看板を張り出した。 ハンドマイクを使ってその日の夕礼拝案内 ３．東京高島平伝道所時代の伝道 CRCミッション伝道所 ジョン・テマー宣教師と協力 東京北部、板橋区、高島平・・・高層団地の町 ７ケ月ほど・・・わたしのマンションで礼拝 近隣にビラ配布 不思議に最初の礼拝から２人きました。 一人は他教会の婦人・・・後に教会員となる その間、建てていた会堂が、団地のそばに完成したので引越し 1971年10月最終主日から新会堂で礼拝 ゼロからのスタート ビラ配りはよくやった 色々なビラを作った 駅前でのビラ配布もした 都営地下鉄三田線高島平ホームに看板を出した（２年間） 英会話教室も行った。テマー宣教師婦人による。一年程 礼拝に来る人もいた 伝道集会をよく行った。春秋の２回、あるいは秋１回 チラシ配布、ポスター張り出し ある時から教会学校開始・・・結構よく集まりました。 礼拝に、近くの中学のクラスの女子生徒が固まって出席した時期もあった。 12年と３ケ月の奉仕・・・会員は20名ほど 小さな伝道所であったので、一人でとにかく夢中で伝道したという感じ。 ４．南浦和教会における伝道 1983年から今日まで23年目 伝道委員会があり、伝道集会の立案実行をする、小会で伝道の話ができる、 教会全体で伝道について懇談会を行うなど､自分一人だけで考えて実行する状況では なくなったことはとてもありがたいと思った。 〜色々な仕方で伝道がなされている〜 会員が、通常の礼拝に、身内、知人、友人などを誘ったり、連れてくる。 礼拝は、信者を養うとともに、伝道の最良の場 伝道集会・・・現在は秋だけであるが、以前は春と秋の２回実行 チラシ、看板、ポスター、はがき、手紙、新聞や地域紙に掲載しても らう。口頭で誘う クリスマス音楽会（クリスマス音楽の夕べ）・・・今年で８回目 約100名集まる チラシ、はがき、手紙、新聞や地域紙に掲載してもらう。 口頭で身内、知人、友人などを誘う：音楽会なので誘いやすい 毎年楽しみにしてくる定着層がある 礼拝に来る人もいる 青年伝道・‥青年のための、青年による伝道 ３回実行（昨年と今年はしていない） ミニライブというかたち・・内一回ぱ「風と花」の音楽グループを呼んだ。 音楽を使う、牧師による短いメッセージを入れる、証を入れる チラシ配布、駅前で手渡し配布‥・一人の男性が導かれ、約 ２年間来ている ぜひとも再開したいと析っている、青年伝道の窓口 家庭集会‥・信者には信仰の養い、未信者には伝道の意味、救われる人も起こされ ている。目本における伝道の一つの効果的な方法 電柱広告‥・７箇所に出している。駅から歩いてくると折々にわかるようになって いる。 ホームページ伝道・・・数年前から開設 集会案内、地図、教会堂と牧師の顔写真、説教（毎月更新）、 催し物案内 …１ケ月のアクセス数150 以前は電話帳を見て教会にきた､今はホームページを見てくる。 ２年前にホームページを見てきた人が昨年クリスマスに受洗 教会の看板・‥道路の交差点の不動産の駐車場：この看板を見て教会に来た人もいる 教会玄関前に礼拝を案内する立て看板を金曜目から出している ・伝道の方法・・・無限にある。色々な工夫、努力、知恵によって、どんどんした方が 良い。何もしないのが一番悪い。やってみて改良、改善していく。 ・改革派‥・しっかりした教理､神学、信条に立って、いろいろな実践ができるはず。 伝道の方法の開発が必要。 ・わたしが一人でしたこと・・・ 赴任して間もなく、しばらくの間、一ケ月に一回チラシ配布 青年伝道のため駅前の予備校生に、話かけて伝道した。新約聖書をプレゼントした。 子ども伝道（教会学校伝道）のため、公園にいるお母さんたちに、わたしが作っ たビラを手渡し、口頭で案内した。 ・ 日本の牧師が寝ても覚めても考えていることは２つある。 １．次々とやってくる説教や奨励で何を話すか。 ２．どうしたら教会に人が集まるか。 〜南浦和教会での新しい試み〜 カルヴィンカレッジの学生による英会話教室 ‥・広い意味の伝道、教会にきたことのない人に教会にまず足を踏み入れてもらう 今年で３年Ｈ、毎年６月から７月の２ケ月間、今年も実施中 全６回１回500円 大人10数名、子ども10数名（キッズイングリッシュ）、付き添いのお母さん 達10数名・・・この子ども達を教会学校に導きたい。お母さん達も教会に導 きたい。 リユニオン クリスマス音楽会への招待 南浦和教会 この７年で、成人受洗者10名・・・小爆発、中爆発？ ５．個人伝道 以前に埼玉地区連合青年会で詳しく講演 個人伝道できる状況がある 個人伝道のやり方 自分が、クリスチャンでないところから、救われたいきさつの証 クリスチャンホームに生まれた人であれば、告白に導かれた証 〜個人伝道でお話する３つのポイント〜 １．神について・・・万物の創造主なる神がおられる ２．罪について・・・人間はすべて生まれつきの罪人で、救いを必要としている ３．救いについて‥・キリストを信じるだけで、恵みによって救われ、喜びのある 真の人生を歩める たとえ わたしたちは水槽から飛び出した魚のようなものだから、キリストにより再び水槽に入れてもらう必要がある・・・これが救い 〜結び〜 伝道についてのわたしの考え方 1.50周年宣言「伝道の宣言」を南浦和教会の場で応用、実現する。 ２．失敗を恐れないで、色々な工夫、努力、知恵を用いてやってみる。うまくいかなけ れば、改良改善する、適切でなければそのやり方は、他のやり方に変える。何もし ないのが一番よくない。 ３．改革派信仰は、しっかりした教理の上に立って、最も豊かな伝道ができる。日本の キリスト教伝道、また、改革派の日本伝道は、これまでで終わりではなく、いよい よこれからが本番である。 ４．今の時代の日本ほど、伝道を必要としている時代はない。大人の心も子どもの心も 荒廃している。キリストの救いの喜びに生かされる真の生き方を提示するための、 絶好の機会である。特に、神の恵みを最も豊かに最も深くとらえることのできる、 改革派信仰の伝道の使命はとても大きい。 ５．特に、若い人たちに対しては、若い人たちも、それぞれの教会・伝道所の伝道に十 分参加してほしい。できることはたくさんある。 ６．機会があれば、積極的に個人伝道をする。 ７．牧師、伝道者、宣教師になる人がどんどん出てほしい。神戸改革派神学校および東 京の改革派神学研修所のどちらで勉強しても、牧師、伝道者、宣教師になれる。 ８．牧師、伝道者、宣教師にならなくても、空いた時間に、研修所に行って勉強をする こともできる。また、研修所の春の夜間神学講座や秋の聖書教室に出て学んでほし い｡そうすれば､自分の信仰に数理的神学的確信が出て､確信を持って伝道したり、 教会形成したりすることができるようになる｡研修所を日常生活の中で大いに利用 してほしい。 ９．身内、友人、知人を教会に誘ってほしい。１回でも、教会に行って、聖書の話を聞 いてもらっておくことは、将来に色々な可能性が出てくる。ぜひ、お祈りして神か ら力を与えられ、誘ってほしい。 わたしの人生・・・伝道の小爆発、中爆発？ みんなで、伝道に爆発していきましょう。（終わり）
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