「 岡山便り」第１６号　２０１０年１０月７日

　　　　　　　　　　「あなたのみ言葉は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯火」

　　　　　　　　　　（詩編１１９：１０５）

　「岡山便り」は、毎月５日に書くことにしているのに、今月はうっかりしていて、もう７日、８日になってしまいました。この同じホームページの「ベルクーワの神学の紹介と解説」に気を取られていて、うっかりしてしまいました。でも、そうだ、「岡山便り」を書くのを忘れていると気づいて書く次第となりました。

　１０月に入り、さすがに朝晩涼しくなりました。でも、日中は今でも結構暑さを感じます。朝涼しいと思って長袖のシャツを着込んでいると、日中暑くなり、半袖に取り変えるようなことをしています。

　振り返りますと、今年、岡山は、夏全体の平均気温が日本で一番高かったそうです。実際、本当に暑く、９月末まで暑さが続きました。暑さに弱いわたしは、本当に大変でした。暑さのため、途中で体調が悪くなったときもありました。でも、まあどうにか今年の異常に暑い夏を乗り切ることができ、ほっとしています。

　今、毎日、朝の個人礼拝、デボーションのときに、旧約聖書の詩編を１編ずつ読んでお祈りしていますが、毎日楽しみにして詩編を読んでいます。詩編については、南浦和教会の牧師のとき、祈祷会の奨励で１編ずつ、長いところは何回かに分けて、第１編から第１５０編まで、全部お話をしました。ヘブル語でもよく調べました。奨励原稿は、大きな１０センチ幅の分厚いファイルで数巻にもなりました。わたしをはじめ、祈祷会に出席した教会の方々もとても祝福され、励まされました。そのことも懐かしく思い出します。

　詩編は、旧約時代の神の民イスラエルの賛美歌、霊感された賛美歌といわれますが、わたしの心に、今、毎日、神への信頼、救いの喜び、感謝、平安、希望などを与えてくれます。特に、詩編１１９編は、各節に神のみ言葉が、「あなたのみ言葉」と共に、「主の律法」、「主の定め」、「主の道」、「あなたの命令」、「あなたの掟」、「あなたの正しい裁き」、「あなたの戒め」、「あなたの仰せ」などと繰り返し出てきて、神のみ言葉に従う人生の豊かな祝福を実感させてくれます。

まさに、「あなたのみ言葉は、わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯火」（詩編１１９：１０５）です。この１１９：１０５は、わたしにとり、意義深いみ言葉でもあります。わたしが、大学１年の１９才のとき、初めてキリスト教に接し、聖書を読んだとき、心に響いいてきたみ言葉のひとつです。そのときから、今の６６歳までの４７年間、主のみ言葉は、「わたしの道の光、わたしの歩みを照らす灯火」でした。もちろん、今も、ますますそうです。クリスチャンとなり、主のみ言葉に導かれる豊かな真の人生、そして、主のみ言葉を説教する人生を歩めて本当によかったと心から感謝しています。

わたしたち（わたしと家内）は、７月半ばに、同じ岡山市内ですが、転居したことは以前に「岡山便り」でも記しました。転居して、３ヶ月目に入りますが、わたしは周囲をよく散歩します。草花が本当にきれいで、しばしば、立ち止まって見たり、顔を近づけて、花のよい香りを胸一杯に吸い込んだりしています。わたしたちが住んでいるところは、岡山市の北部で、岡山大学のそばで、半田山という小さな山のふもと近くの静かな住宅地です。空気がおいしく、用水路の水もきれいです。緑の樹木に豊かに覆われた半田山を毎日見て暮らしています。

秋になり、近所にきれいなコスモスが咲いていますので、デジカメで写真を撮りました。また、名前を知らない花がきれいに咲いていましたので、撮りました。また、家の近くから半田山の一部を撮りましたので、添付します。

わたしのホームページ「佐々木稔　キリスト教全集　説教と神学」は、わたしが４０年近くの牧師生活で講演したり、講義したり、書いたりしたものを、「改革派神学」という総称の下にジャンルに分けて整理して掲載しました。パソコンでプリントし、一冊分の本の原稿にしました。Ｂ５版で４２０枚のかなり分厚いものになりました。ただし、両面印刷すると、半分の分量になります。出版できるかどうかと思います。あるいは、出版できなくても、数冊製本して必要なところに配布するかできればと思っています。出版ということになると、資金の問題がでてきますので難しくなります。

なお、これで、３冊分の本の原稿ができました。第一冊目はウェストミンスター信仰告白の解説で、タイトルは、「みななで学ぼうウェストミンスター信仰告白―ウェストミンスター信仰告白の解説」（Ｂ５版で３２０枚、両面印刷すると１６０枚）です第２冊目は、ウェストミンスター信仰告白の解説とは別に、ウェストミンスター信仰告白について、わたしがいろいろ機会に講演したり、講義したり、書いたりしたものをまとめたものです。（Ｂ５版で１６０枚、両面印刷すると８０枚）。第３冊目は、先ほど述べた「改革派神学」です（Ｂ５版で４２０枚、両面印刷すると２１０枚）です。これらの３冊の原稿についてもデジカメで撮りましたので掲載します。

「改革派神学」のまとめも一応終わりましたので、これからは、ベルクーワ神学の紹介と解説に、いよいよ本格的に取り組みます。わたしの健康と体力に応じて少しずつちりもつもれば山となるでしていきます。楽しみにしてください。

わたしは、今、涼しくなり、体調もよいので、この秋に、家内と近いところへの小旅行を計画していて、楽しみにしています。

　　　　　　　　　　　　　（次回　「岡山便り」は１１月５日です）