「 岡山便り」第２１号　２０１１年３月４日

　　　　　　　　　　　　　　　　６７歳の誕生日

　３月１日は、わたしの誕生日で、６７歳になりました。今年の誕生日は、元気にして迎えることができ、うれしく喜んでいます。昨年の誕生日とは、雲泥の差です。昨年の誕生日は、わたしの人生における最も大変な誕生日でした。右足大腿骨骨折手術および胆のう摘出手術後の療養中での誕生日でした。２つの大きな手術をしたので、回復が悪く、体調が悪化する一方でした。とにかく、ものが食べられず、２口、３口食べるともうそれ以上は喉を通らない状況でした。そのため、どんどん体重が落ち、６７キロあった体重が、５９キロまで落ち、８キロも痩せてしまい、深刻な状況でした。そのまま行けば、大ごとになったでしょう。
　ところが、ある時から、ものが食べられるようになり、しかも、何でもおいしくもりもり食べられるようになり、今度は、１日ごとに体重が元に戻っていくのを実感でき、わたしは、食べるのが楽しみとなり、大喜びしました。そして、体重も以前の６７キロとなり、６月には、再び、説教奉仕ができるようになり、今日に至っています。今では、逆に、食べ過ぎて太りすぎないように、７０キロにならないように気をつけています。これらのことを思い、本当によかったと神に心から感謝しています。また、献身的に看病してくれた家内に感謝しています。
　神は、かつて、フィリピの信徒への手紙２章２５節から３０節に記されていますように、１世紀のキリスト教伝道者エパフロデトがひん死の重病にかかったとき、憐れみにより病気をいやしてくださいましたが、わたしも、また、憐れみによりいやされ、生かされたことを覚えて、神に心から感謝しています。神に生かされている感謝を覚えて、わたしができることは、何でも喜んでしたいと思っています。さらに、わたしに、もう少し、体力がつくように願っています。
　ところで、「岡山便り」の前号（第２０号　２月３日付）において、岡山市には、めったに雪が降らないと書いたのですが、その後、２月中旬には、全国的な降雪により、珍しく岡山市でも雪が３回も降り、山や丘や家々の屋根には、雪が積もりました。でも、太陽が出るに連れ、溶けてしまいました。そのときにデジカメで撮った写真がありますので、添付します。家の近くの小さな半田山という山に雪が積もって白くなっています。
　また、家の近くに、見事な寒椿が咲き乱れています。また、梅の花がきれいに咲いていましたので写真に撮りました。さらに、近くの岡山大学農学部のそばを通りましたら、桃の花がきれいに咲いていましたので写真に撮りました。これらも添付します。まだ寒い冬の中にも春の足音が聞こえ、わたしは、何だか、うれしい気持ちになります。自然は、寒い冬でも春の準備をしています。
　説教奉仕は継続しています。毎月２回説教奉仕することになっていますが、今年は、健康状態も安定してきましたので、第５主日まである月は、３回説教奉仕させていただく予定です。１月も第５主日までありましたので、３回説教奉仕をさせていただきました。神の言葉を聞くことは恵みですが、神の言葉を語ることも恵みです。牧師・教師は、神の言葉を語ることで、恵みを受け、心が聖霊の喜びで満ちあふれ、充実感、達成感を感じます。神の言葉は、聞くも、語るも大きな恵みです。
　ホームページ「佐々木稔　キリスト教全集　説教と神学」も、塵も積もれば山となるで、少しずつ掲載量が増えてきました。本にすれば、１５冊分にもなります。でも、これで終わりではありません。「全集」ですから、まだまだ増えていきます。膨大な量でなければ全集にはならないでしょう。お楽しみにしていてください。
　「旧約各書の説教」は、ハバクク書だけの説教が抜けていましたので、いつか掲載しなければと思っていました。手書きの説教原稿はあるのですが、パソコンで打ち直して、掲載しなければと前々から思っていましたが、なかなかできませんでした。でも、先週、時間が取れましたので、打ち直して掲載しました。これで、「旧約各書の説教」は、けじめがつき、一応完成し、ほっとしています。
　なお。「ウェストミンスター信仰告白の解説」は、誤字脱字などの徹底的な最終的な見直しをしました。どこかの出版社から出版していただければと望んでいますが、そのためには、誤字脱字などがあってはいけないと思い、目を皿のようにしてチェックしました。そのため、「ウェストミンスター信仰告白の解説」は、完全原稿になりました。ホームページの元となっているフラッシュメモリーの原稿も完全なものになりました。これでいつでも出版できる状態となりました。こうして、「ウェストミンスター信仰告白の解説」は、一応完成です。
　これからは、オランダ改革派のベルクーワ先生の「教義学研究シリーズ」（全１４巻）の紹介・解説を中心に執筆・掲載していきたいと思っています。すでに、ベルクーワ先生の「人間　神のかたち」と「聖書」の紹介・解説が終わり、第３巻目として、目下「一般啓示」の執筆・掲載に入りました。ベルクーワ神学の全体像をできるだけ明白にしたいと思っています。そして、役に立つところは、説教、教育、伝道、教会形成に生かしたらよいと思います。
　こうして、わたしは、健康が守られて、６７歳を誕生日を迎え、家内と共に、おいしい誕生日ケーキを食べることができ、感謝し、喜んでいます。家内も元気にして、孫の世話をしています。今年は、年間を通して、健康で歩みたいと願っています。

　　（次回、　第２２号「岡山便り」は、４月５日に更新します。お楽しみに。）