　今、日本は、戦後最大の困難な時を迎えていると言ってよいのでしょう。東日本大震災です。わたしは、本当に驚きました。以前に、地震によって生じた大津波がスマトラ島を襲う映像をテレビのニュースで見て、津波は怖いものだと思いましたが、まさか、わたしたちの日本にも、大地震による津波が、東日本の沿岸地帯を飲み込むとは思ってもみませんでした。
　しかも、地震と津波の影響で、福島の原子力発電所が故障し、放射能汚染が始まり、今も収束の目安が立っていません。
　被害に遭われた方々や、被害に遭われた教会に、心からお見舞い申し上げます。いろいろ仕方で、助けの手が迅速に伸ばされていきますようにお祈りいたします。わたしたちは、西日本にいて、直接的には被害を受けませんでしたが、でも、日本全体のこととして、みんなで支援したいと思います。
　被害を受けた方々は、人生と生活が一変し、これからいったいどうなるのだろうと思っているでしょう。歴史の中には、思ってもみないことが起こります。
　でも、そういう中にあっても、被害を受けた方々が、日本全体の支援を受けて、復興を目指して立ち上がっていけますようにお祈りしたいと思います。
　また、被害を受けた方々の中には、クリスチャンもおられますが、クリスチャンの方々は、困難な中でも、神を礼拝し、心に神からの力を受けて、復興を目指して歩んでいけますようにお祈りさせていただきます。「主よ、わたしの祈りをお聞きください。嘆き祈るわたしの声に耳を向けてください。苦難の襲うときわたしが呼び求めればあなたは必ず答えてくださるでしょう。」（詩編８６：６、７）と詩人が言うように、神がわたしたちの祈りを聞いて助けてくださるようにお祈りしたいと思います。