　春になり、自然のきれいさに目が向きます。いろいろな草花、樹木、植物を、家内と見て、きれいだねと言っています。現職の時は、仕事に追われて、忙しく、自然を愛（め）でる余裕がありませんでしたが、引退したのと、年を取ったことで、周囲の自然の移り変わりやきれいさに目が行くようになりました。いろいろなものが、今、とてもきれいで、鮮やかです。
　我が家のすぐ近くに、半田山という小さな山があります。冬の間は、冬枯れで、葉が落ちた樹木で、山は、茶色一色で覆われていましたが、今は、日に日に、山全体が、ぐんぐん緑になってきて、目にとてもきれいで、新鮮です。
　また、家の近隣には、花みづきが咲いて、これまたきれいです。特に、近くの岡山大学に沿った道は、花みづきの並木道で、白い花みづきと赤い花みづきが交互に植えられ、それぞれに白い花、赤い花を咲かせて、とてもきれいです。また、岡山大学の正門前の並木道は、大きな銀杏の木の並木道で、今、新緑が日に日に、緑になり、これまた目に鮮やかで、とてもきれいです。
　あちこちに、ツツジかさつきを見ます。特に、教会へ行く道は、両側に、ツツジかさつきの植え込みがずーっと続いていて、花を咲かせていて、とてもきれいです。また、葉だけの植木もありますが、次第に、その緑の葉が赤く変わっていく植木も植えられていて、目下、緑の部分と赤の部分が混ざっていて、これも、その植え込みがずーっと続いていて、とてもきれいです。岡山に来て、初めて見る植木です。
　家の近くの用水も、水がぬるんできて、小さい魚や大きな魚が、泳いでいるのが見えるようになりました。寒い冬の間は、魚は、一体、どこへ行ってしまったのかと思うほど、まったく魚の姿を見ませんでした。でも、春になると、魚が出てきます。かなり大きな魚もいます。似鯉（にごい）と言われる鯉に似た魚は、３０センチもあろうかという大きなものがいますが、ゆうゆうと泳いでいます。
　また、半田山で鳴く鴬（うぐいす）の声をよく聞きますが、どうゆうわけか、鶯が複数で鳴いているのを聞きません。いつも、１羽の鴬が、ホーホケキョと鳴くのを聞きますが、２羽以上で、一緒に鳴いているのを聞きません。１羽の鴬しかいないのかしらと思っています。
　こうして、家内といつも話すのですが、自然には、必ず、春が来るのですね。そして、それぞれに春の営みをするのですね。創造者なる神の知恵を見る思いがして、神を賛美し、心が喜びであふれます。
　花月風月を愛でるようになるのは、年を取った証拠だと言われますが、本当にそうかもしれません。いい年の取り方をしたいねと、家内と話しています。
　年寄りじみたことを書きました。でも、実際、年を取りました。わたしは、この３月１日で６９歳になりました。わたしは、疲れやすいですが、でも、無理をしなければ、日常生活に支障はありませんので、ありがたいことと思って感謝しています。これからも、健康に留意して、暮らしていきたいと思っています。
　わたしは、わたしの使命として、ホームページ上での執筆をさらに続けていますが、現在、ホームページ上で、２９冊目の本を書いています。２８冊目となるベルクーワ先生の教義学研究シリーズ全１４巻の第１２巻目の「キリストのみわざ」の紹介と解説が終わり、２９冊目として、シリーズ第１３巻目の「教会」に入りました。第１章「我は教会を信ず」（credo ecclesiam）の紹介と解説が終わりましたが、ベルクーワ先生の「教会」も、とても興味深く、いろいろなことを教えられたり、ヒントを与えられたりしていまして、とても楽しみであり、講壇からの御言葉の解き明かしの説教にも、とても役立っていて、大きな喜びです。
　ホームページ上に執筆した本は、限られた部数でも、すべて自費出版して、活字にし、関係各所に寄贈していいきたいと思っていますが、第９冊目の自費出版として「改革派神学」の準備を少しづづしています。いろいろな都合で、自費出版するまでには、まだまだ時間がかかると思いますが、ゆっくり準備していきたいと思っています。

　　　　　　　（次回　「岡山便り」は、６月５日更新予定）