　先日の６月３０日の主日の礼拝において、足かけ、４年２ヶ月にわたる岡山教会でのわたしの説教奉仕が終わりました。岡山教会での説教奉仕には、いろいろな不思議さを感じたことと思いにまさる多くの祝福を受けた思いがしています。
　わたしが、引退教師となって、家内と共に、岡山に引っ越してきたのは、２００９年４月初めで、４月第１主日から岡山教会の礼拝に出席するようになりました。そのときは、前任の先生が亡くなられてから、１ケ月後ほどでした。
　それで、小会から説教依頼をされましたので、５月は１回、６月からは、毎月２回の定期的な説教奉仕が始まりました。その後、あるときから、第５主日がある月は、３回説教奉仕をするようになりました。　教会歴の説教も、一通り、年始礼拝、受難週礼拝、イースター礼拝、イースター墓前礼拝、ペンテコステ礼拝、クリスマス礼拝、クリスマス・キャンドルサービスも、奉仕させていただきました。
　その間、わたしの２度の入院（右足の大腿骨骨折、また、胆のう摘出手術）、および、神学生の夏期伝道奉仕がありましたので、わたしの説教奉仕がなかったときもありましたが、２００９年の５月から２０１３年の６月３０日まで、足かけ、４年２ケ月間、説教奉仕をさせていただき、終わってみますと、定年の７０歳近くの６９歳３ケ月まで、毎週ではありませんでしたが、定期的に説教奉仕をさせていただき、神に、心から感謝しました。また、わたしの説教奉仕のため、いつもお祈りに覚えてくださった岡山教会の皆様に心から感謝しています。
　今、岡山教会での説教奉仕を終わって、振り返ってみますと、いろいろな不思議さと思いにまさる多くの祝福を受けた思いがします。前任の先生が天に召されてから、１ケ月後ほどで、教会が説教者確保を考えてきたときに、わたしが、ちょうど岡山教会に来たので、教会の方々は、不思議な神の導きを感じたようですし、わたし自身も、岡山教会で定期的に説教奉仕をするようにとは思ってもみませんでしたので、しかも、足かけ、４年２ケ月にわたる長期の説教奉仕をするとは、わたし自身も思ってもみませんでしたので、率直に、不思議な神の導きと思いました。
　かつて、東部中会で、現職の牧師をしていたとき、四国中会のために、何か、わたしにできることはないだろうかと考えたときがありました。そのときは、具体的に、特に、何も思いつきませんでしたが、引退教師になって、岡山市に転居したときに、四国中会の岡山教会で、講壇から説教奉仕をするようになったことにおいて、その思いが実現したことを覚え、これまた、不思議な神の導きと感じています。わたしが、引退して、岡山に来たのは、岡山教会で、説教奉仕をするためでもあったのだと、信仰によって、率直に思えます。そして、無牧の期間、毎週ではありませんが、説教奉仕をさせていただいて、わたし自身も思いにまさる豊かな祝福をたくさん受け、心から喜んでいます。
　岡山教会での説教は、現職の牧師のときの説教とは、また、違った立場と違った状況での説教でした。４０年近くの現職牧師の経験や神学をすべて踏まえての説教でした。また、同時並行で進めていたわたしのホームページ「佐々木稔　キリスト教全集　説教と神学」上での、ウェストミスター信仰告白の解説や、ベルクーワの「教義学研究シリーズ」（全１４巻）の紹介と解説の執筆からも、聖書の内容、教え、意味の豊かさ、広さ、深さを、力強さ、霊的素晴らしさをたくさん気づかされて、さらに説教できたことは、本当に大きな祝福でした。
　４０年以上の歴史をもつ岡山教会で、無牧の期間、わたしが、足かけ、４年２ケ月にわたる説教奉仕をさせていただいたことは、ひとつの助けとなったという意味があるのでしょう。わたしの最後の説教奉仕の６月３０日の礼拝後、教会から、わたしと家内に感謝の時をもってくださり、うれしく思いました。
　これで、７月から赴任される後任の先生に、無事に、つなげることができ、本当によかったと感謝しています。なお、今後も、聖餐式司式奉仕は、続きます。

　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　（次回　「岡山便り」は、８月５日更新予定）