「岡山便り」第１６９号は、休刊とさせていただきました。実は、バーフィンクの論文の更新ばかりに気を取られて、第１６９号を書いて、更新するのをすっかり忘れていまして、まったく気づきませんでした。先日、ある方から、「８月分の『岡山便り』がまだ載っていませんね」と言われて、わたしは「えっ、まさか」と思いました。わたしは、いつものように更新したつもりになっていましたが、実際は、すっかり忘れていたいました。それで、今から書いて更新するのも変ですので、休刊にさせてもらいたいと思います。

　今年の８月の印象は、とにかく暑かったという印象です。わたしの人生において、最も暑かった夏という感じです。暑いので外に出ることも難しく、クーラーをかけて家の中にいました。買い物もこれまでは散歩がてらに歩いて行きましたが、暑いので時間をかけずに自転車でさーっと行って、帰ってくるという感じでした。そのため、歩くことが少なくなりました。涼しくなりましたら、また歩いて買い物へ行こうと思っています。

　８月には楽しいことが２つありました。ひとつは月の観測です。毎晩、外に出て月が出ていると、親類の方からいただいた双眼鏡式の天体望遠鏡を首にかけて外に出て、月の満ち欠けを見ています。大洋の光を反射してこうこうと明るく輝く月は、本当にきれいです。先週は、一日毎に満ちていく様を見まして、昨日がスーパームーン、すなわち、満月でした。ただし、雲に覆われてはっきり見えなかったのは、残念でした。今日からは、また一日毎に欠けていく様子を見ることができます。たまたま、今、バーフィンクの創造論と摂理論を執筆、掲載していて、創世記の太陽、月、星のなどの天体の創造と重なって楽しいです。

　この８月のもうひとつの楽しみは、甲子園で行われた全国高校野球選手権でした。今年の岡山県代表は、県大会で優勝したさんよう岡山高校でした。さんよう岡山高校は、甲子園での3勝を目標に練習をしてきたチームです。岡山県の代表は、ほとんどの場合、甲子園の初戦で負けて帰ってくるという状況が続いていました。そのため、くじで岡山県代表と初戦であたった高校は、喜ぶというようなことさえも聞いてきました。それほど、岡山県の代表チームは例年弱いようです。

　しかし、今年は違いました。さんよう岡山高校は、甲子園での3勝を目標に練習をしてきたチームです。そして、今年は、優れた投手が４人いるということを聞きましたので、期待して、テレビで観戦し、応援しました。初戦を勝ち、２回戦を勝ち、３回戦を勝ちました。見ていて、さんよう岡山高校が点を入れると拍手をし、相手校に打たれそうになるとハラハラドキドキし、まるでわが子が出ているような感じで観戦しました。そして、とうとうベスト・エイトまで残りました。そして、第4戦で負けましたが、わたしは惜しみなく拍手しました。若い人たちが精一杯プレイする姿は、いいものですね。

　その後、さんよう岡山高校は、国体にも出ます。また、秋には１年生と２年生による新しいチームによる中国大会があり、優勝あるいは準優勝すれば来年の春の選抜に推薦される可能性もあります。楽しみにして見守りたいと思います。

　ホ－ムページ関係では、「教会暦説教集」がすでに完成しましたが、「H・バーフィンク：改革派教義学第２巻：創造と摂理－オランダ語原書による紹介と解説－」の出版が終わったら、両巻合わせて２巻づつ寄贈するつもりで出版準備をしています。年内には完成して、十分寄贈できると思います。また、次の著作として、「H・バーフィンク：改革派教義学第３巻：キリストの人格とみわざ－オランダ語原書による紹介と解説－」の原稿執筆をしています。ベルクーワの「教義学研究」（全１４巻）および「カール・バルト神学における恩恵の勝利」と共に、バーフィンクの「改革派教義学」は、改革派教義学・改革派組織神学の最高峰的著作として、改革派教会を形成するのに非常に役に立つと思っています。元気にして、執筆、出版していきたいと思っています。

　　　　　　　　　　　　　（次回「岡山便り」は、１０月５日更新予定）