　１２月になりましたが、１１月は近隣の紅葉を楽しみました。我が家の近くの標高約１００メートルの半田山の紅葉は、赤く変わるモミジやツタがなく、黄色と茶色に変わる紅葉で地味ですが、でも日に日に変わっていくさまはとても綺麗です。また岡山大学の正門前の銀杏並木は濃い黄色に変わり、太陽の光が当たると黄金色に輝き、見事で毎年地元のテレビで放映されます。

　ホームページ関係ですが、「H.バーフィンク：改革派教義学第３巻：キリストの人格とみわざーオランダ語原書による全訳と解説―」の完成しましたので、また各所、各先生に寄贈させていただきました。すると、「バーフィンクの著作が届きました。ありがとうございました」というメール、葉書、電話があり、とてもうれしいです。いろいろな仕方でお役に立てばと思います。先生方は説教準備その他で忙しいので、１冊全部を初めから終わりまで読み切ることは時間的に難しいと思いますが、関心のあるところ１項目だけでも読んでいただければ、また数頁でも読んでいただければ、必ず益を得ると思います。

　「H.バーフィンク：改革派教義学第３巻：キリストの人格とみわざ－オランダ語原書による全訳と解説―」の出版・寄贈作業と並行して、続いて「H.バーフィンク：改革派教義学第３巻：聖霊のみわざとしての救拯論－オランダ語原書による全訳と解説―」を執筆してきましたが、その前半のオランダ語の全訳が完了し、今日から後半の全訳に入ります。

　バーフィンク自身の正確な表題は、「第８章　契約の祝福について　第４８節　救いの秩序」ですが、内容はキリストが獲得してくださった救いが、聖霊の適用のみわざでわたしたちのものとなる過程が詳しく述べられているので、聖霊のみわざを扱っていることがよくわかるように、わたしは「聖霊のみわざとしての救拯論」という表題にしました。そして、内容はとても豊かな聖霊論です。聖霊論は、バルトが「今度、教義学を書くときは、聖霊論を中心に書きたい」と言ったように、世界の神学界においても注目されていますが、バーフィンクの聖霊論は、近代の改革派神学の最高の豊かな聖霊論と言えるでしょう。

キリストが獲得してくださった救いが聖霊の適用のみわざにより、今日のわたしたちの救いになることがとてもよくわかります。楽しみにしてお待ちください。

１２月に入り、スーパーその他で、クリスマス・ソングが流れています。クリスマス・ソングを聞くと、イエスさまがわたしの罪を赦すため、生まれてくださったことを覚えて、心が喜び溢れます。よいクリスマスをお迎えください。

　（次回「岡山便り」は１月５日更新予定）